症例紹介 アレルギー性皮膚炎①

症例のご紹介。

チワワ  性別:メス  年齢:5歳  体重:2.2Kg
皮膚病のご相談  初回相談日:2013年 1月中旬

〈原因疾患〉:アレルギー性皮膚炎
〈経過〉
2歳ぐらいから身体を痒がるようになる。病院の先生からは甲状腺の影響で皮膚が悪くなったのだろうと言われる。検査の結果アレルギー性皮膚炎と診断。
全身を痒がるようになり、お腹や足、尻尾などの脱毛がひどい。

〈相談内容〉
3年間ステロイドをしようしていたが全く改善が見られないので他の方法でなんとかしてあげたい。

〈諸症状〉・排尿:通常通り ・排便:軟便 ・皮膚の状態:カサカサ

〈処方内容・併用理由〉・ケンドック ・銀河水 ・清熱剤 ・補血活血剤

『アレルギー反応の抑制』『炎症の抑制・血流向上』『皮膚の痒み改善』『皮膚免疫の向上』

〈30日後〉

ステロイドを中断したところ、離脱症状で狂ったように掻いたり舐めたりするようになった。ただ足の方には徐々に毛が生えてきた。

〈3か月後〉

ここ1ヶ月で皮膚が凄くキレイになってきた。アンダーコートもびっしり生え、一回り大きくなったように感じる。薬を飲む前は、お腹や四肢の内側、尻尾はほとんど被毛が無く肌は真っ赤でしたが、3ヶ月後の今では、ほとんど被毛が生え揃い、尻尾はびっくりするほどフサフサになり立派になっている。

今まで3年悩んでいたものがステロイドも使用せずによくなりびっくりしている。(※ステロイドを使用している時は、毛が生えても弱い感じですぐに抜けていた。)気持ちの落ち着きも出てきたようで穏やかになっている。

〈飼い主様のコメント〉
飲みだして1ヶ月くらいは、2年半飲んでいたステロイド剤の影響で、更なる脱毛や皮膚全体が黒いしみだらけになり、激しい痒みで1日中掻きまくっていました。そこを乗り切ったら、みるみるうちに被毛が生え揃ってきましたがそこに行きつくまではホントに大変だったので、飼い主の覚悟も相当必要だと実感しました。

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